TL-16KNCL

16,384画素、スキャンレート40kHz、Camera Link出力
デジタルラインスキャンカメラ

概要

TL-16KNCLは、従来製品TL-16KACLの仕様をそのままに、内部周期の一定露光等、操作性を上げた後継機種です。

  • 垂直ビニング機能により約2倍の感度UPが可能です。
  • カメラリンク(Full Configuration)仕様、また85/80/40MHzの伝送クロックを選択でき、システムに合わせ豊富なビデオ出力の組み合わせが可能です。
  • 外形及び仕様をそのまま引き継いでいるので載せ替えが容易にできます。
  • CMOSリニアイメージセンサを搭載した産業用デジタルラインスキャンカメラで、16,384個のフォトダイオードが直線上に配置されています。
  • 画素数16,384、スキャンレート40/35kHz、データレート680/640/320MHzの高解像度・高速走査のCMOSラインスキャンカメラです。
特長

  • 各メーカーのキャプチャーボードと接続でき、高精度な画像処理システムの構築が可能です。
  • 3.5µmスクエア画素サイズで高精細な画像を得ることができます。
  • グローバルシャッタ機能及びFFC機能を搭載しています。
  • アンチブルーミング機能を搭載しています。
  • ODD/EVEN画素の出力特性のばらつきが少なく鮮明な画像を得ることができます。
  • 暗電流補正回路を内蔵しているので、周囲温度変化に関わらず安定したビデオ信号を得ることができます。
  • DC12Vの単一電源で動作します。
  • 独自設計による小型・軽量製品です。
用途

  • 液晶パネル検査機器用途
  • 画像検査などの画像処理装置の入力機器
  • 外観検査や各種寸法測定などの計測装置の入力機器
  • シート状物体表面検査装置の入力機器
  • 高画質のパターン検査装置の入力機器
  • その他コンピュータと接続して行う画像処理用途
感度波長特性

仕様

型式 TL-16KNCL
撮像素子 グローバルシャッタ方式
CMOS
画素数 16384
画素サイズ 3.5µm×3.5µm
受光素子長 57.344mm
感度 (DNnj/cm2) gain1=1.2, gain2= 4.8 (DNnj/cm2)
飽和露光量 23ke- (typical)
出力不均一性 標準 10% 飽和出力の50%時(素子上)
ダイナミックレンジ 60dB(素子上)
ビデオ出力
(デジタル出力)
8bit Full Configuration
データレート Full 40kHz(85MHz×8TAP)
Full 35kHz(80MHz×8TAP)
Full 17.5kHz(40MHz×8TAP)
スキャンレート (scan/sec) 25µsec (Min)
ライン転送パルス入力 アナログゲイン 1倍 or 4倍
ゲイン ADCゲイン 0.2倍 ~ 2.8倍
デジタルゲイン 1 ~ 5倍 0.125ステップ
電源容量 +12V±0.5V(0.6A以下)
動作温度範囲 0℃~+40℃(結露のないこと)
動作湿度範囲 85% MAX
保存温度範囲 -10℃~+65℃(結露・結氷のないこと)
レンズマウント M72、P=0.75mm
フランジバック 19.55mm
コネクタ 12V電源 HR10A-7R-6Pヒロセ電機
デジタル出力 CameraLink MDRタイプ
重量 480g以下
外形寸法 100(W)×100(H)×34(D)突起部除く
機能 FFC補正、垂直ビニング/垂直平均、クロック切り替え、内部同期・一定露光

※ 仕様は改良などのため、予告なく変更されることがありますのでご了承ください。

外形寸法図