概要
- TLC-7500CLDは、CCDリニアイメージセンサを使用した産業用デジタルラインスキャンカメラで、RGBの3ラインが一つのパッケージに内蔵され、1ライン7500個のフォトダイオードが直線上に配置されています。
- このフォトダイオードは1個あたり50MHz(0.02µsec)で走査され、ビデオ信号として出力されます。1ラインの走査時間は160µsecです。
- ビデオ出力は8ビット時ベースコンフィグレーション(Base Configuration)、10ビット時ミディアムコンフィグレーション(Medium Configuration)のCamera Link出力です。
- キャプチャーボードからのコマンド(RS-232C)によりゲイン、8/10ビット切替、オフセット、奇数・偶数ビットバラツキなどが容易に変更できます。
特長
- DC12Vの単一電源で動作します。
- 1画素が9.325µmと大きいため高S/Nの画像が得られます。
- 暗電流補正回路を内蔵しているので、周辺温度変化に対しても安定したビデオ信号を得ることができます。
- カラーギャップ補正機能を有しています。
- 簡易露光制御機能を有していますので、外部エンコーダパルス入力の周期変動に関わらず一定の画像出力を得ることができま す。(Scan rate 3.1kHz以下において)
- シェーディング補正機能を有しています。
用途
- 画像検査などの画像処理装置の入力機器
- 液晶パネル検査機器用途
- 色調外観検査装置の入力機器
- シート状物体表面検査装置の入力機器
- 高画質のパターン検査装置の入力機器
- その他コンピュータと接続して行う画像処理用途
感度波長特性
仕様
撮像素子 |
CCD |
画素数 |
7500×3ライン |
画素サイズ |
9.325µm×9.325µm |
受光素子長 |
69.9mm |
ビデオレート |
各50MHz(RGB) |
スキャンレート |
6.25kHz
|
ライン転送パルス入力 |
160µsec(Min) |
デジタルビデオ出力 |
8Bit: Base Configuration
10Bit: Medium Configuration |
カメラリンクコネクタ形状 |
MDR |
感度 |
50 V/lx・sec(ゲイン設定 1) |
飽和露光量 |
0.05 lx・sec(素子上) |
出力不均一性 |
標準3% 飽和出力の50%時(素子上) |
ダイナミックレンジ |
500(素子上) |
フランジバック |
28.8mm |
電源容量 |
+12V±0.5V(600mA以下) |
動作温度範囲 |
0℃~40℃(結露のないこと) |
動作湿度範囲 |
85%Max |
保存温度範囲 |
-10℃~65℃(結露・結氷のないこと) |
重量 |
720g以下 |
外形寸法(mm) |
120(W)×120(H)×56.3(D)mm |
レンズマウント |
M72、P=0.75mm |
※ 仕様は改良などのため、予告なく変更されることがありますのでご了承ください。
外形寸法図